ブエノスアイレス録音 BlueArt
敏腕ベーシストによるトリオ作品
曲目
1. Portátil para las ideas 2. Lo que queda próximo 3. Altar casa 4. Vocita yocito 5. Nubes cerebro 6. Dispositivo 7. Corrivuelas 8. In the year of the dragon
Maximiliano Kirszner - contrabajo y composición
Nataniel Edelman - piano
Fermín Merlo - batería
エルネスト・ホドスやヘロニモ・カルモナから学んだベーシスト、マキシ・キルスネルによる2作目。2015年のデビュー作に引き続きナタニエル・エデルマン、フェルミン・メルロ(フェルミンはアルゼンチンの名ベーシスト、エルナン・メルロの息子でもある)との気心知れたトリオでの録音だ。とはいえサウンドの方向性はフリージャズから抽象的なモダンジャズへと大きく変わっている。フリー系のレーベルKUAIからモダンジャズ系のレーベルBlueArtに移籍したのはそれが理由だろう。すべてマキシによる作曲だが、アルバムのラスト1曲はポール・モーシャン(ポール・モチアン)のカバー。
月刊ラティーナ月刊ラティーナ2018年7月号掲載
(宮本剛志)