MERCEDES SOSA
LUCERITO
メルセデス・ソーサ
ルセリート

2,420円

録音年 2000年 ブエノスアイレス録音 SONY

「ラ・ネグラ」の幻の未発表曲

曲目
1. Ojos De Cielo
2. Como Flor De Campo
3. Alma De Rezabaile 
4. Caja De Musica 
5. Lapachos En Primavera 
6. Esa Musiquita 
7. Romance De Barrio
8. Gira Y Gira
  9. Los Niños De Nuestro Olvido
  10. El Olvidau
  11. Romance De La Luna Tucumana
  12. Lucerito
  13. Como Adan
  14. Himno De Mi Corazón



「ラ・ネグラ」の愛称で親しまれ、アルゼンチン1国に留まらず、広く南米大陸全体を代表する偉大な歌手、メルセデス・ソーサ(1935-2009)。2015年の夏、ソーサの新しいアルバムが発表され、大きな反響を呼んだ。それが本盤「Lucerito」。未発表の曲ばかり14曲を収録。録音は2000年の夏。当時ソーサはどこのレコード会社とも契約しておらず、アルバムを発表できるかどうかもわからなかったのだが、ポピ・スパタッコ、ニコラス・ブリスエロ等、信頼する伴奏陣と新しいレパートリーを録音しておきたかったのだ。その後、この録音は発表する機会にも恵まれず、マスター音源が行方不明になったりしたこともあり、幻の録音となっていた。それがようやく発見され、ソーサの生誕80周年に当たる本年、めでたく世に出たのは奇跡としか言い様がない。一聴して、驚かされるのはその声の瑞々しさ。2000年当時、ソーサは65歳だったが、その歌声は若い頃に比べて円熟味を増し、一際つややかである。控えめだが的確な伴奏陣の演奏も好ましい。アルバムの内容は、サンバやチャカレーラのようなフォルクローレもあればV・エレディアやL・ヒエコ、T・パロディ、P・アスナールといったソーサのファンにはお馴染みのアーティストの作品あり、A・トレイロのワルツあり、とバラエティに富んでいる。目先の変わったところでは、P・アスナールが文豪ボルヘスの詩に作曲した 4. (ソーサの日本語の呟きが微笑ましい)と、巨匠ユパンキの詩に作曲した 11. の二つが挙げられよう。特に 11. はソーサの故郷、トゥクマンを取り上げた美しい歌である。アルバムのタイトルになった 12. は、アンデス風の楽しい舞曲。どれもソーサのお眼鏡にかなった美しい歌ばかり。観衆の熱気が伝わるライブ盤も素晴らしいが、本盤のように丁寧に作りこまれたスタジオ録音も素晴らしい。手元に置いて繰り返し聴きたい名盤である。


月刊ラティーナ2015年11月号掲載

(太田美加)


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  • モデル: SONY 8887


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