UNIVERSAL
元ヘヴェラサゥンのフロントマン、シャンヂ・ヂ・ピラーリスの2014年『ペルセヴェランサ』に続くソロ2作目
曲目
1. Alegre Menina 2. Careta 3. Cavaco Vadio 4. Ah! Como Eu Amei 5. Cuca Quente 6. Homem De Lata 7. A Lã E O Cobertor 8. Mãe 9. O Sal Da Terra 10. Eu Sou De Jorge 11. Quem Não Sambou 12. Consensualidade 13. Roda De Pandeiro 14. Tem Que Provar Que Merece 15. Esse Menino Sou Eu 16. Ufc 17. Verdadeiro Amor
元ヘヴェラサゥンのフロントマン、シャンヂ・ヂ・ピラーリスの2014年『ペルセヴェランサ』に続くソロ2作目。ドリ・カイミ/ジョル・アマード作品で幕を開け、曲調もホマンチコからサンバゥンまで多岐に渡る全17曲62分の力作で聴き応えも十分。ハッサ・ネグラもヒットさせたベニート・ヂ・パウラの 4. までは暖気運転だが、ゼカがゲストの 6. あたりからギア全開。モーホのDNAを前面に出した 13. 14. 15. あたりまで一気に駆け抜ける疾走感は流石の一言。ちなみに今年亡くなったアルミール・ギネートと、その共作者アダルト・マガーリャ(2016年没)に捧げられた1枚。早くもソロ3作目が楽しみになる出色の出来…。なのだが、シャンヂにしてもデルシオにしてもネチーニョにしても、YouTubeでモレージョの番組にゲストで出てる時の方がイキイキとし過ぎていて笑えるので是非視聴を。本当はこれがパゴーヂなんだろうな。
月刊ラティーナ2017年12月号掲載
(船津亮平)