SETE SOIS
「ブラジル北東部」がキーワードの生楽器とエレクトロニクスを自在に組み合わせたミクスチャー音楽
曲目
1. Transe 2. Pare Que Eu Sigo a Pé 3. Negra Noite 4. Frágil Como a Flor 5. Salve a Rua 6. Compacto 76 7. Essa Menina 8. Jaracaty 9. Farinha do Mesmo Saco 10. A Menina do Salão 11. Ponta Verde 12. Rocksteady de Bequimao a Cururupu 13. Goodbye My Fella
ルシアナ・シモンイスとアレ・ムニスによる男女ユニットによる3作目。オリジナル曲も基本的に2人の共作曲だ。女性Voは、レゲエ・バンドのミスティカル・ルーツの創立メンバーでナチフッツにもVoで参加していた。レゲエのフィールドだけでなく、北東部サン・ルイスの音楽の研究も行っている。男性Vo+ギターのアレは、マラニャオンのポップ・ミュージックのシーンで20年以上も活動している人物。当地のメディアに表彰されたことも数知れない。そんな2人が作るのは、生楽器とエレクトロニクスを自在に組み合わせたミクスチャー音楽。一聴していて、ダヴィ・モライスのソロ作のような重くなり過ぎないミクスチャー感が心地いいなあと思っていたが、彼らのプロフィールを調べて、「ブラジル北東部」がキーワードになるダヴィとの共通性が納得できた。2007年にデビューして以来、根強い人気があり、ライヴ活動も活発だ。
月刊ラティーナ2018年2月号掲載
(花田勝暁)