JOANA QUEIROZ
BOA NOITE PRA FALAR COM O MAR
ジョアナ・ケイロス
ボア・ノイチ・プラ・ファラール・コン・オ・マール

2,376円

Independente

ジョアナ・ケイロス最新作!


曲目
1. O Tapete  2. Uma Dança  3. Temperança  4. Boa Noite pra falar com o Mar  5. La Sorpresa  6. Cânticos XII  7. Na Guaribada da Noite  8. Estrada


スパイラル・レコードの依頼で、ベルナルド・ハモス、ハファエル・マルチニと録音した『ジェスト』も大変な話題となったリオ出身のクラリネット奏者/サックス奏者、ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz)の最新作。

------------------------------------------------------------------------------  クラリネット奏者のジョアナ・ケイロスの新作が二種類、連続して届いた。ジョアナはリオ出身で、2000年前後からイチベレ・オルケストラ・ファミリアに参加。ミナス・シーンとの繋がりも強めて、ハファエル・マルティニやアントニオ・ロウレイロを自身のグループに引き入れ、活動するようになった。彼らとの繋がりから僕はジョアナを知り、2012年のアルバム『Uma Maneira De Dizer』で彼女のコンポジションの素晴らしさに打たれ、年間ベストテンにも選んだ。
 『Boa Noite Pra Falar Com O Mar』はその続編に当たるだろう。セステートとは謳われているものの、曲ごとに編成は変わる。ドラマーはロウレイロからフェリーペ・コンティネンティーノにチェンジ。半数の曲ではヴォーカル・メロディーが聴けるので、ハードなインストゥルメンタル作品という印象はないのだが、音楽的には複雑怪奇な色を増し、何度聴いても違う場所に誘い込まれる美しき迷宮のよう。ジョアナのクラリネットの柔らかさとベルナンド・ハモスの硬質なギターの対称も効果的だ。自作曲以外にはエルメート・パスコアール、サンパウロのフルート奏者、レア・フレイリのカヴァーも。カルロス・アギーレに捧げられた曲には、ジョアナがアギーレから受けた影響が素直に覗く。南米音楽とジャズおよびクラシックの接点で彼女が獲得している視野の広さ、次々に開け放っていく新しい扉の鮮烈さ。年の始めにして、2017年のベストの一枚を確定させる大傑作だ。
 もう『Diários De Vento』はミナスの山中にあるエコ・ヴィレッジで制作された完全なるソロ作品。フィールドレコーディングされた自然音とジョアナの管楽器とヴォーカルが交錯する中、通常の音楽作品とはまったく違う時間が流れていく。ミニマル〜アンビエント的なデザイン性はなく、極めてオーガニックな態度で、やってくる音や起こる出来事を受け入れて、作り上げられた作品に思える。手作りのジャケットもそれを象徴するかのようだ。

リオ出身で、現在はリオ、サンパウロ、ミナスを拠点に活動するジョアナ・ケイロス。エルメートの愛弟子イチベリの「イチベリ・オルケスタ・ファミリア」に参加、同グループでのワークショップや演奏活動で、ミナスの音楽家たちと交流を深めていった。ミナス録音の本作でもリオとミナスの音楽家が参加している。。「セステート」と謳っているが、曲ごとに編成は変わっている。半数の曲でヴォーカルがあり、親しみやすさを持つ半面、聴き込むほどにその独特の個性の虜になっていく。 (月刊ラティーナ2017年6月号掲載 文:花田勝暁)





月刊ラティーナ2017年3月号掲載

(高橋健太郎)


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