15年におよぶキャリアをもつカティア・ケレイロは、すでに世界のほとんどの大陸で歌い、ポルトガル文化、そしてファドを普及することに広く貢献をしてきた。
先日1月27日には、ポルトガル文化とその価値の普及に貢献したとして、ポルトガル共和国大統領より、エンリケ航海王子勲章を授けられた。
「私は我々の最も重要な文化のひとつである素晴らしいファドのその音楽的な局面やそのジャンルを理解せずに歌手活動をはじめました。しかし、最初のいくつかのコンサートを経て、歌姫アマリア・ロドリゲスの不在によって、世界中の人たちがファドを切望していたことに気づきました。最初こそそんなことを感じましたが、私が歌手活動をはじめて10年が経ったころ、それだけではないな思うようになりました。（中略）ファドは成長し、熟し、よりその価値を増し、私たちの最も高尚な文化財産となりました。
いままでと同様にファドを続けて行く使命を全うする決意をあらたにカティアは、2014年11月にオリジナルアルバム『ATÉ AO FIM（最後まで）』をリリースした。
「私の音楽活動が評価され、このような高尚な賞を母国よりいただけたことは、とても光栄なことです。ポルトガルは私の体内にあり、私はポルトガルの声を世界に届けています。この賞に値するような活動を継続していくことが私の使命だと思います。」
受賞後、カティアは新しいアルバムを届けるべく、国内外でのツアーを開始した。
