ペルーで世界一のセビーチェが完成!

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大勢のシェフがところ狭しと肩を並べ、ギネスブック公認の世界一大きなセビーチェを完成させた。材料になった魚介類、タマネギ、レモンは全て合わせて7tほどだったとか。

ペルーの伝統料理であるセビーチェは、生の魚介類をレモン果汁で調理する”ペルー風マリネ”だ。これまでのギネス記録を2t以上更新し、今回は6.8tのセビーチェが作られた。

総勢450名のシェフと学生が、ペルーの首都リマのカジャーオ地区にある野外スタジアムに集まり、大量の魚介類、タマネギ、セビーチェの味の決め手であるレモン、塩と唐辛子と混ぜ合わせる作業が行われた。

カジャーオ地区議会長のアレクサンダー・コウリ氏は「今日は、ペルーの名にかけてギネス記録を取り戻せるよう、ここにカジャーオ地区の全ての住人を集めた!」と会場挨拶した。

前回のセビーチェ記録は2005年にメキシコで作られた4.5tで、前々回の記録はペルーの4.1tであった。
駆けつけた地区の住民は、この一皿を味わうために会場の外で完成を待っていた。

メキシコやエクアドル、チリ、パナマ、グアテマラなど中南米太平洋岸でよく食べられるセビーチェは、ここペルーではインカの時代から食されていた伝統的料理。
その起源には諸説があるが、一説にはインカ時代から食されていた魚介類の料理にレモンとタマネギが加わったのはスペイン植民時代以降、さらに日本人移民の影響から、レモンに浸す時間がより短くなり現在のマリネ風になったといわれている。
参加した学生の一人は「セビーチェを食べないペルー人は、ペルー人といえない。」と、セビーチェの本場はペルーだとアピールした。m

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