アジア選手権の結果と、当日の混乱のお詫び

アジア選手権に参加下さった皆様、観客の皆様、今回はコロナ禍の中、7月3日一日での開催になりましたが、皆様のおかげで、大会自体は大変に素晴らしくなりました。しかし、最新の審査結果発表では、手違いの連続によって、参加下さった皆様、観客の皆様、審査員の皆様に本当に不快な思いをさせてしまいましたことを、ここに深くお詫びさせて頂きます。手違いの内容、今後の改善への思いなどをこの結果発表の後に、書かせて頂いております。まず、結果をご確認下さい。

 

2021年アジア選手権ステージ部門決勝の結果

2021年アジア選手権ステージ部門準決勝の結果

 

2021年アジア選手権ピスタ部門決勝

 

2021年アジア選手権ピスタ部門準決勝

●ピスタ・セニョール部門第1位
Yanel Y Jona

さて、参加された皆様、観客の皆様、審査員の皆様、すべての皆様に昨日の不手際について、こころからお詫びさせて頂きます。上記、発表した数値、順位は、審査員の数値原簿とあわせて確認し、計算も検算、すべて確認し、一部、疑念が寄せられたピスタ決勝の審査員の数字について本人確認し、変更、順位が変動(ピスタ部門 4位、5位、6位)したものも反映された結果でございます。賞状の変更については早急に送付させて頂きます。

昨夜、この発表の前に、上の確認の他、現在までに特定できております問題点も炙り出す作業を続けてまいりましたが、おおよそ、次の様なことが出てまいりました。まず以前自動計算で行っていたものが、2019年の前回大会よりブエノスアイレスからのチェッカーと相談して改善した結果を確認しながら計算しているため、入力がほぼ手作業に戻っていること。それから、当日、急に発生したパコソンのトラブルで、当日のステージ上に発表するスライド・ソフトと計算式の連携が上手くいかなかったこと。その際に発生した転記の正確性について確認作業を怠ったことが大きな原因と考えられました。

同時に改善策を考えました。まず、採点をすべてデジタルデバイス上で行い、転記作業をなくすこと。集計前の数値を審査員に再確認すること。加えて、チェッカーの体制を整えること…などが、今回の混乱を受けて考えた改善策であります。加えて、一番難しい180日ルール(これはアルゼンチンと違い、審査員人材に恵まれていない国では実は簡単ではないこと)など、世界選手権の事務局とも真剣に折衝しようとも思っております。しかもできるだけ多くの例を提示して、出場者、審査員両者にわかりやすい規約を作成する事などを提案したいと思っています。

現在まで、もう何年もこのアジア選手権の採点を担当してきたスタッフが採点を担当しておりますが、本当に今回は予期しないトラブルに遭遇してしまい、時間が足りなくなったことも大きな原因かと思っております。2022年は、これらの改善作を事前に終わらせて、最後まで気持ちの良い選手権を取り戻すよう頑張りますので、今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。

2021年7月4日

組織委員長 本田健治

実行委員長 並木将仁